【提案】ため池の安全対策
全国的にため池での死亡事故が後を絶ちません。
ため池の斜面は濡れている上、泥やコケなどが付着して非常に滑りやすくなっています。落ちると自力で這い上がるのはほぼ不可能で、助けようとした人も溺れるリスクが高いといいます。
農林水産省の資料によると、ため池における死亡事故は毎年20件から30件。死亡事故者の年齢構成は、高齢者が目立つものの、子どもから中年世代までが全体の半数を占めるなど、全年齢の問題であることがわかります。死亡事故の経緯別割合では、釣り・水遊びを含む娯楽中の事故が24%。一方、管理作業中や農作業中の事故は11%に達します。このことは、立ち入りできないようにしているにも関わらず立ち入って溺れてしまう人だけでなく、立ち入るべき立場の人でさえも亡くなってしまうリスクがあることを示しています。
つまり、フェンスや注意喚起の看板設置など「ため池に近づかない」という発想での対策では不十分だということです。
このような中、死亡事故が続いていた宮城県では、従来の事故を防ぐ取り組みから、事故が起きても命を守る取り組みへと発想を転換して対策をはじめています。
具体的には、転落しても手でつかんで這い上がれる樹脂製ネットの設置です。
水難学会によると、樹脂製ネットは安価でありながら、強度、耐用年数とも十分で、万が一転落しても助かる可能性が高まるといいます。
そこで、樹脂製ネット設置など、ため池転落時における救命対策について提案しました。
(当時の提案・代表質問の項目はこちら)
(詳しい動画はこちら)
ため池の斜面は濡れている上、泥やコケなどが付着して非常に滑りやすくなっています。落ちると自力で這い上がるのはほぼ不可能で、助けようとした人も溺れるリスクが高いといいます。
農林水産省の資料によると、ため池における死亡事故は毎年20件から30件。死亡事故者の年齢構成は、高齢者が目立つものの、子どもから中年世代までが全体の半数を占めるなど、全年齢の問題であることがわかります。死亡事故の経緯別割合では、釣り・水遊びを含む娯楽中の事故が24%。一方、管理作業中や農作業中の事故は11%に達します。このことは、立ち入りできないようにしているにも関わらず立ち入って溺れてしまう人だけでなく、立ち入るべき立場の人でさえも亡くなってしまうリスクがあることを示しています。
つまり、フェンスや注意喚起の看板設置など「ため池に近づかない」という発想での対策では不十分だということです。
このような中、死亡事故が続いていた宮城県では、従来の事故を防ぐ取り組みから、事故が起きても命を守る取り組みへと発想を転換して対策をはじめています。
具体的には、転落しても手でつかんで這い上がれる樹脂製ネットの設置です。
水難学会によると、樹脂製ネットは安価でありながら、強度、耐用年数とも十分で、万が一転落しても助かる可能性が高まるといいます。
そこで、樹脂製ネット設置など、ため池転落時における救命対策について提案しました。
(当時の提案・代表質問の項目はこちら)
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